日本財団 図書館


少年友の会員、子供会育成会役員、防犯協会役員、長野市等様々な機関が協力して、駅前駐輪場の実態調査をはじめ、警告の荷札付け、期限切れ車両の撤去活動を定期的に行うほか、駐輪場の環境整備を積極的に行った。

(7)オリンピック施設のパトロール活動

 パイロット地区推進委員を中心とし、地域防犯指導員、消防団等と協力して、管内のオリンピック施設である、開・閉会式会場、ホワイトリング、選手村(建設中)を定期的にパトロールし、施設管理者とも連絡を取り合って周辺の防犯体制の強化を図った。

(8)地域安全合同研修会の開催

 長野県内では、当長野南地区と、大北地区が地域安全活動モデル地区に指定されているため、双方の活動状況を話し合い、今後の活動の参考にするため、11月7日に「長野南・大北地域安全合同研修会を実施し、有害自動販売機の撤去推進状況や、地域住民の意識啓発方策等についてお互いに発表し、意見交換を行った。

(9)我が家の安全カレンダーの作成配布

 オリンピックヘの協力、盗難防止、交通安全、オウム特別手配被疑者発見協力依頼などを記載した平成9年のカレンダーを2,000部作成し、パイロット推進委員らが各種団体の責任者に配布したほか、市の協力を得て区長や区の公民館に配布し、地域における自主地域安全意識の啓発を図った。

(10)「オリンピック・パラリンピック’98地域安全住民大会」の開催

 地域環境を見直し、「自分の地域は自分で守る」「自分の地域の子供たちは自分の地域で健全に育てる」「世界に誇れる地域環境づくりを自分たちの手で」といった高い生活安全意識の保持のため、住民大会を開催した。

 ア 開催日時  平成8年9月23日(日)午後1時30分から4時

 イ 場  所  長野市篠ノ井「篠ノ井市民会館」

 ウ 参加者   パイロット地区推進委員、防犯協会役員、市職員、消防関係者、学校関係者、少年ボランティア、地域住民、警察職員等    約500名

 エ 状  況

 (ア)防犯ボランティアによる意見発表

 (イ)地域安全パイロット地区推進協議会代表による大会宣言

 (ウ)記念講演    元警視庁三田警察署長    桜井るゑ子氏

        「今、地域安全を考える〜世界に誇れる我が街に〜」

 (エ)アトラクション    手話歌    日本舞踊

上記のようなプログラムで開催し、講師である桜井氏からは、「だれかの手助けやお手伝いをするのではない。ここにいるひとりひとりが安全な地域を作るために自分で出来ることを実行するのだ。人ごとではない。皆さん一人ひとりが実行者になってください。」
と呼び掛けられ、
 また、長野南オリンピック’98地域安全パイロット地区推進協議会副会長が大会宣言を行い、参加者全員が世界の平和の祭典に向けて、自主地域安全活動に対する意識に目覚めたのと同時に、住民の団結心を養う有意義な大会となった。

 5 モデル地区活動の効果

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION