- (1) 活動概要
大曲防犯協会では、地域安全推進会議、白治体が一体となり各支部単位でセーフティパトロール隊を結成し、防犯広報用の登り旗等の資機材を引き継ぎながら各支部独自のリレー式の地域安全パトロールを実施した。
- (2) 実施期間
平成8年10月11日から同年11月27日まで
- (3) 各支部の主な活動内容
- ア 大曲駅前通り支部
駅前商店街での自転車盗難防止、車上狙い被害防止を重点とした防犯診断及び防犯広報を実施した。
- イ 大川西根支部
小学校が支部内にあることから通学路の防犯パトロールを実施するとともに、児童から防犯標語を募集し児童の防犯意識高揚を図った。
- ウ 内大友支部
廃屋が増え、その管理が支部内での問題となっていたことから、支部内の廃屋の安全点検を実施し、危険な廃屋については管理者と連携し修繕措置等の対策を講じた。
- 工 角間川支部
公園での喫煙等少年非行が支部内での問題となっていたことから、警察、学校と共同で講演を中心とした環境点検及び一斉補導活動を実施した。
- (4) 反響、効果
従来、大曲市全体で画一的に実施していた地域安全活動を支部別に細分化し、それぞれの自主性を尊重した活動としたことから、各支部の実情に即した効果的な地域安全パトロールが展開された。
モデル地区内の他市町村での地域安全活動への関心が高まり、今後他市町村での同種パトロールの実施が検討されている。
- 5 活動効果
- (1) 地域住民の地域安全意識が向上し、住民主導の自主的活動が活発化した。
- (2) 各種地域安全活動を通じ、住民と関係団体との連携が図られ相互の連絡、協調体制の基盤が構築された。
- (3) モデル地区の抑止重点としていた自転車盗はもとより、地区内の全刑法犯件数、不良行為少年の補導件数とも前年同期と比較し減少した。
区 分 | 平成7年 | 平成8年 | 増減 |
刑法犯認知件数 | 534 | 437 | △ 97 |
自 転 車 盗 難 | 90 | 49 | △ 41 |
車 上 狙 い | 145 | 62 | △ 73 |
自動販売機荒らし | 57 | 21 | △ 36 |
不良行為少年補導数 | 1,098 | 888 | △210 |
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