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4.7.4 結線

(1) 一般

結線は電気艤装装工事の最終仕上げであり、電気機器が正常に動作しその機能を発揮するためには結線の正確さが絶対条件となる。 誤結線は機器の正常な動作を妨げるばかりでなく、機器の損傷、火災等の事故の原因となるし、接触部のゆるみや接触不良は加熱、誤動作の原因となる。したがって結線作業においては細心の注意をはらって正確、確実に行い、下記事項に注意すること。

(a)結線する場合は、端子にケーブルの重量が加わらないようにする。

(b)結線する際は、絶対に心線の減線をしない。

(c)通信回路及び航海計測回路に使用するケーブルの結線は、結線図に基づき、間違いのないように結線する。

(d)ヒーター回路のヒータ端子に接続する場合は、ハンダ付け処理を避ける。

(e)接地線の接続は、接地抵抗を極力少なくするように施工する。

(f)各機器間の端子符号等は、できるだけ統一する。

(2)心線さばき

機器内に導入する線端処理した心線を整理して各心線端子に接続する場合、機器側の端

 

 

 

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