に順序よく導く作業を心線さばきと云う。心線さばきは、心線端子の結線作業を容易にし、振動による心線の断線や端子締付部の緩みを防ぎ保守点検を容易にする。図4,167に心蜘こ心線さばきの要領を示す。
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次に心線さぱきの留意事項を述べる。
(a) 心線長の余裕
心線に引張り荷重がかからないように、また、多心線の場合は予備心線も含めて最遠距雌の端子に接続できるように長さに余裕をもたせておくこと。
(b) 心線の整理、固縛
心線は順序よく整理し、集合部分は絶縁物のバンド、ひも等でまとめて固縛し、結線端を接続順序にしたがって引き出す。ケーブル導入口から接続端子までの距離が大きい場合は、ランナーバー等で固縛する。ダクトに入れる等の措置をする。また、心線被覆が機器の構造物で損傷しないように配慮すること。
結線に使用する端子盤については、次の事項に注意すること。
(a)端子の締付けは、表4.16に示すように締付けに適合した寸法の工具を使用し、締付け不十分で接触不良を生じたり又は過度に締付けてねじ頭の溝を欠くことがあってはならない。
(b)端子の緩み止めしとて附属しているスプリング座金、番付座金、ダブルナット又はゆる