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(a) 線端の段むき、介在物の除去。テーピング等を行いケーブル(機器を含む。)の絶縁低下を防止する。

(b)心線の余裕、心線の固縛等を適切に行なうことにより結線作業を容易にする。

(c)線端の色別テーピング、記号表示取付け等を行うことにより、保守点検作業に便宜を図る。

(2)一般的な線端処理線

線端処理の方法は、機器の導入口の種類により処理寸法を決定し、ケーブル端のがい装、シース、介在物等を除去し、心線を分離して、色別、心線番号、記号等により心線区別を明確にし、導体線端に端子を取付ける。なお、シールド編組を持つケーブルの場合には、シールド線を引き出して絶縁被覆を施しその線端に端子を取付ける。これらの処囲こはナイフ、ハグラ、ニッパなどを使用するが絶縁物に切り込みを入れない様注意深く工事を行なう。

特殊ケーブルを除き一般に直角に段むきを行なう。

ビニル防食ケーブルの場合は、アースの必要性により図4.145(1)又は(2)に示すように処理する。

[[画像]] 140-1.gif

(3)ケーブル種類別線端処理

(a)動力用ケーブル(図4.146)

動力用ケーブルの線端未処理はケーブルの導入口より端子に至る迄の距離を十分に測定

 

 

 

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