(2)電線貫通金物
(a)電線貫通金物は、使用場所に応じて箱用、甲板用、隔壁用を用いケーブルの大きさに適合したものを使用すること。
(b)同一場所に4本以上取り付ける場合は、まとめグランド板とすること。
(c)取付け方向は、グランド頭部(ナット部)を防水区画側とすること。
(d)甲板用は、高さをデッキコーミング以上とすることが望ましい。
(e)グランド板の板厚は、貫通個所板厚と同一を原則とする。また、重ね代は、原則として30〜50(mm)とする。
(f)周囲の条件により、グランド板が装備できない場合(例えば、開口に制限がある場合又は狭い場合)には、ケーブル貫通箱を設けてもよい。ケーブル貫通箱には、必ず防水性の手入れ窓を設けること。
(g)取付け要領例を下記に図示する。