3.8 送信出力と周波数偏差の測定 3.8.1 アンテナの取り外し・取りつけ 送信出力の測定等を行うには、アンテナを取り外して測定器を接続する必要がありますが、防水性能を維持するために下記のことがらを守って作業して下さい。 ? アンテナの取外し (1)筐体及びアンテナの埃、汚れを柔らかなウェスで拭きとる。 (2)アンテナを指定のレンチで反時計方向に回転させ、緩んだ後、手で回して取り外す。 (3)アンテナコネクタ(TNC-R)のピン状態を確認した後、計測作業を実施する。 ? アンテナの取付け (1)アンテナ基部取付けのゴムパッキンを取り外し、すでに塗布されているグリスを取り除く。 (2)取り外したゴムパッキンにキズ、亀裂が認められるもの及び弾性復元しないものは交換する。 (3)ゴムパッキンにグリスを肉厚の1/10程度塗る。 (4)アンテナを手でねじ込み締め付ける。 (5)レンチで締め付ける。(締付トルク8〜11kg/cm*) 注意:*手で締め付けた後、レンチで1/4回転した状態が締付トルク8〜11Kg/cm近似値となるが、トルクゲージでの確認が必要。 ? 使用材料等 (1)ゴムパッキン……Oリング JASO F404(コードNo.000-804-838) (2)グリス……KS−650N(信越シリコン) (3)レンチ……TWM−03(双葉工具) 前ページ 目次へ 次ページ
|
|