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1.4 機器の操作
浮揚型衛星利用非常用位置指示無線標識装置を使用する揚合、下記事項に十分注意し確実に操作すること。本体底部のモード切替スイッチには4個のモードがあり、以下にその機能を説明する。 (付図一3参照)
“SET”
SETモードは自動的に送信を開始するモードで、本体を自動離脱装置に装着した場合、必ずモード切替スイッチをこの位置にセットすること。
手動、自動に関係なく自動離脱装置から本体が離脱すると、UHF及びVHFが送信を開始する。
“TEST”
TESTモードはユニットが正常動作していることを確認するモードで、フラッシュライト及び赤色ランプが点灯する。(VHFはTESTモードでは送信しません。)但し、フラッシュライトは3秒に一回、赤色ランプは50秒に1回点灯するため、モード切替スイッチを50秒以上保持すること。
TESTモードはスプリングによる跳ね返り構造のため、手を離すと“SET”位置まで自動的に復帰する。
“OFF”
OFFモードは全ての回路を停止させるモードで、緊急時以外に自動離脱装置からユニットを外す場合、必ずモード切替スイッチをこの位置にセットすること。
“ON”
ONモードは強制的に送信を開始させるモードで、本体が自動離脱装置に装着された状態でも送信を開始する。
誤操作による緊急信号の発射を防止するため、モード切替スイッチにはロック機構が設けられている。
“★”
強制ONさせたい場合、モード切替スイッチの端部ストッパを中心方向に押し込み、スイッチを回転させる。
端部ストッパが固くスライドさせにくい場合、底部スイッチ部に真水又は海水をかけ付着物を洗い流してからスライドすること。

 

 

 

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