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【2】第9次漁港整備計画の概要と今後の漁港土木工事に与える影響

第1種〜第4種漁港までを含めた、第9次漁港整備計画(計画期間1平成6年度〜11年度)は、修築・改修・局部改良の基本的施設整備、漁港漁村環境整備、地方単独事業及び調整費から構成され、北海道の計画事業規模は約3,900億円(対全国シェア16.7%)となっている。

第9次整備計画のねらいは、つくり育てる漁業や資源管理型漁業の重要性の増大等、最近における水産業をめぐる情勢の変化、海洋性レクリエーションの進展等による漁港利用状況の変化及び自然環境や景観に対する国民的関心の高まり等に対応して、水産業の基盤である漁港及びその背後の漁村の生活環境について計画的な整備拡充を行い、漁港機能の増進と安全性、快適性の確保及び漁村生活環境の改善を図り、もって漁業生産の確保、流通の円滑化、漁業経営の安定及び快適で活力ある漁村の形成に資することを目的とするものである。

<<計画規模>>

  総体事業費 修築事業 改修・局部改良事業 関連道・環境関係事業
全国 23,500 480港 13,500 720港 6,500 3,500
北海道 3,922 94港 2,769 75港 742 412
シェア 16.7% 20.5% 11.4% 11.8%
資料:北海道漁港協会「北海道の漁港(資料編)」

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