日本財団 図書館


 

に垂直な平面上)でないことから、中心板からはSeamと扱うのが妥当であろう。

切直し基線(面)は、ほぼ板の中央を通るように決める。そうすると切直し正面では板の中央部が凸出し、首尾部は重なる形状となる。

図2.6.45に展開基線の立て方を示す。図は分り易いように凸端線が基線展開の基準となる中央(切直し)Frとし、首尾端線も実際は交叉するのだが、そうならない形で示してある。

要領は先に説明した基線法のとおりで、対象が正規Frから切直しFrに変っただけであり、板に振れがあれば近似測地線を追うことになる一般のやり方と同じく、1スペース外の切直しFrまで測地線を掛け、その板端線との交点が、板端における展開基線位置となる。

切直し正面(切(正))の展開基線点の切基線からの距離だけW.L.面((平))に下して連ねれば、展開基線の(平)図が得られる(図2.6.45)。図は説明のため中央基準切直しFr(切中央Fr)まで結んで示してあるが、実際は次の図Z6.47に説明するように板端近傍だけでよい。

次に首尾端の実長を求める。

図2.6.46で、それぞれの端部の上下点及び展開基線位置は、同じ高さにある。

071-1.gif

図2.6.45

 

071-2.gif

図2.6.46

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION