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?B撓欽定盤に平行とすれば、曲げ型はすべて定盤面(地面)に対して垂直にセットでき、
?C組立定盤に平行とすれば、曲げ外板を支持するピン治具が、切直しFrで表現される。
このことを数値現図では「座標変換」と総称しており、展開上の精度のみならず、加工組立に便利で確実な作業とすることができる。
作画現図でも、任意の切直しはできないことはないが、かなり面倒な手順が必要であり、錨巻揚の外板開孔部(HawsePipe/Be11Mouth)などの特殊な局部に適用が限られ、設計もその暗黙の前提からCantFr,Stay,SeaChestなどは、図面表現で一線となるように構造が決められている。
Pane1 BreakerやCar1ingといった小部材も、スパン最小、板付直角が強度的にも工作的にも最適であるが、そのような合理追求は数値現図によらないと現実的でない。作画現図は設計の自由な選択を阻害してきたことを、ついでに指摘しておこう。
また作画での切直し線図の作成は、展開よりその準備であり、より線図フェアリングに関連し、作業時期も内部構造設計以前に着手することから、「5.1.4斜交する面材の展開」の説明で省略した相貫体の「構造現図」に併せて、別途の現尺線図の巻に譲ることにする以下切直し線図があるとしての展開の説明である。

6.3切直し展開

6.3.1 クルーザー・スターン(Cruiser Stem)の外板の展開
最近は客船などにしか見ることはなくなったが、切直し展開の諸要素を含んでいるので採り上げた。
図2.6.44は、その平面である首端は正規Fr線に平行であり、尾端は中心板、かっては褌(フンドシ)板と呼ばれたが、現代は褌そのものが一般的でなくなったので、呼称が廃された、その板と接続する。図の外板からはButtとすべきだが、平面(図)でも直線(つまりW.L.

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図2.6.44

 

 

 

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