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図2.6.8

 

6.1.4 曲り外板タスキ展開曲面をすべて実長関係だけで展開しようとする工夫である

図2.6.9左の外板正面の上シーム(U)と下シーム(L)のほぼ中間に中線(M)を設ける(図2.6.9の右)。これは図2.6.10のようにタスキを曲面に巻付かせるためと、「5.2.2シヤーとキャンバのあるデッキプレート」の展開(図2.5.27)で説明したB.S。(バックセット)、通称「転び」を求めるためであるタスキは中線(M)の上のFr線中間点で交叉するように(図2,6.10)決める。

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図2.6.9

 

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図2.6.10

 

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図2.6.11

 

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図2.6.12

 

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図2.6.13

 

各線の実長は図2.6.11のように整理して求めるとよい。すべての実長で、展開面は図2.6.12のように構成されるB.S.は各Fr線を弧とするための「転び」であり、図2.6.13のように図2.6.9のFr線の弧と弦との間隔(m(正面寸法))を、実長を求めた図2.6.11のM線上で図2.6.13のように展開面寸法に変換して求めておく。

 

 

 

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