6.1.2 マカネ法
図2.6.5に示すように、実長が示されたFr線に、次のFr線端点より垂線を下し、その足を求めてゆき、「実長の見える線への垂線は、展開面でも垂線」の原則を当てはめて展開するのである。
つまり垂線が作る直角三角形で、展開平面を決め、あとは実長を追うことで、展開としている
マカネとは「眞釜」(まかね)のことで、大さしがね工道具の「指金」(さしがね)の意味である。
これも、マカネを送る順序?@〜?Bを上下、下上と逆にすると、結果として異った展開形になる
このマカネ法順逆送りの折中策も考えられ、書物にも記載があるが、あまり意義があるとは思えない。むしろ、両タスキ補正法の方を奨めておきたい。
図2.6.5
図2.6.6
図2,6.7
前ページ 目次へ 次ページ