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第3.34図 湾曲部の構造

 
二重底は船倉が横式構造の場合でも縦式構造とすることが推奨されている。これはブロック構造に適していることと、縦強度に寄与する部材を多くとれるためである。二重底実体助板は一般の箇所には約3.5mをこえない心距に設け、主機室内では横式構造のときは各倉内肋骨の位置、縦式構造のときは主機下部は各肋骨位置、それ以外は肋骨1本おきに設ける。またスラスト受台下部、横隔壁の下部は実体助板を配置する。船首隔壁から船首船底補強部の後端までは、横式構造のときは各肋骨位置に、縦式構造のときは、肋骨1本おきに実体助板を要する。縦式構造の場合、中心線桁板は中央部0.5L間は連続構造とし、船底縦肋骨および内底縦肋骨は、実体助板に貫通孔を明けて連続させる。肋板間の中間に形鋼支柱を設ける場合、形鋼支柱は平鋼又は球平鋼以外の形鋼とし、船底及び内底縦通肋骨のウェブと十分ラップさせなけれぱならない。また中心線桁板には1.75mをこえない心距で、縁板には各倉内肋骨の位置に肘板を設け、隣接する船底及び内底縦肋骨に結び付ける。
縦式構造の二重底の例を第3.35図に示す。
横式構造の場合は、実体助板を設けない倉内肋骨の位置には、正助材、副助材、形鋼支柱および中心線桁板付肘板ならびに縁板付肘板より成る組立助板を設ける。
 
 
 

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