日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 技術 > 海洋工学.船舶工学.兵器 > 成果物情報

通信教育造船科講座 船殻設計

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5


図のような補強板が、面に平行な圧縮応力を受けるときに現われる座屈には次の二つの型がある。
(。) スチフナがほとんど変形せず、座屈が主として平板のパネルに生じる場合
(「) 補強板全体が一体として座屈する場合
スチフナの曲げ剛性が小さいときは、板の全体としての座屈が起こり((「)の型)、スチフナの剛性を大きくするほど座屈強度が高まる。しかし、スチフナの剛性がある限度以上になるとパネルだけの座屈が現われる((。)の型)。補強板では一般にパネルだけの座屈が生じるように計画される。パネルだけの座屈の場合の取扱い方は前と同様である。
補強板が横荷重を受ける場合のたわみと応カは計算図表を用いて求められる。
 
3.4.5 柱
 
主として軸方向の圧縮荷重を受ける構造部材を、柱という。断面の寸法に比べて長さの長い柱がその縦軸に沿って圧縮力を受けるときには、圧縮破壊する以前に第3.21図のように、横方向のたわみを生じて腰がくだけてしまう。このような現象を(柱の)座屈という。
一般に、柱は二つの水平部材の間隔が変わりそうなところに突張りとして配置するもので、船では、ピラーを甲板の間・甲板と内底板の間などに置いて、甲板荷重の一部を受け持たせるとともに、甲板ビームのスパンを短くすることにも役立たせている。また、デリックブームが貨物をつり上げたときにも、同様な圧縮荷重を受ける柱として働く。柱が受け持たなければならない圧縮力よりも小さい力で座屈を起こすようでは、柱としての役に立たないわけであるから、あらかじめ座屈応力を計算して、長さに対して適当な断面寸法を決める必要がある。
座屈に大きな影響があるのは、柱の細長比との両端の支え方である。
a 細長比
断面の寸法が小さくて(細くて)長さの長い柱ほど座屈を起こしやすいことはいうまでもないが、断面の寸法が同じでも、座屈に強いものもあれば弱いものもある。柱の長短の比較の基準は、細長比の大小による。
細長比とは、柱の長さlを断面の最小回転半径kで割った、l/kである。断面の最小回転半径kは、断面の面積をa、断面二次モーメントをI
 
 

第3.21図

 
 
 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
72位
(32,567成果物中)

成果物アクセス数
165,223

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2020年9月19日

関連する他の成果物

1.通信教育造船科講座 船舶関係法規 学習指導書
2.通信教育造船科講座 船殻設計学習指導書 学習指導書
3.通信教育造船科講座 工場管理 学習指導書
4.通信教育造船科講座 船体工作法 学習指導書
5.通信教育造船科講座 船舶計算 学習指導書
6.通信教育造船科講座 基本設計 学習指導書
7.通信教育造船科講座 艤装
8.通信教育造船科講座 船舶関係法規
9.通信教育造船科講座 船体工作法
10.通信教育造船科講座 工場管理
11.通信教育造船科講座 基本設計
12.通信教育造船科講座 船舶計算
13.造船現図指導書
14.アルミニウム合金船建造技術指導書
15.「小型造船技術講習」の報告書
16.平成8年度OECD等国際協議への対応に関する調査報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から