離)、b=縦通材間隔、t=板厚である。
a/t,b/aがわかれば種々の公式あるいは計算図表を用いて、座屈応力Scrを計算できる。板に生ずる圧縮応力をこえてはならない。一般に、a/tが大きいほど(すなわち板が薄いほど)座屈の心配がある。もっとも座屈が起こっても直ちに破損するわけではないから必ずしも船の致命傷とはならない。
第3.18図
船側外板のせん断座屈についても同様に検討する必要がある。
b 横荷重(水圧、甲板荷重など)による外板のたわみと応力
外板や甲板のように連続したパネルに横荷重が加わる場合には、第3.19図のように、骨組により囲まれた板を取り出して、これを四辺固定の長方形板として考える。図の長方形板(a>bとする)が分布荷重を受ける場合、最大たわみは中央点0に生じ、最大曲げ応力は長辺の中央Aに生じる。
第3.19図
(2) 大ききな区画全体に対するもの
甲板、船側外板、船底外板などは第3.20図に示すように、縦横のスチフナによ一り補強された平板となっている。このようなものを、補強板という。
第3.20図
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