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H/?u………塗装面積1?u当りの作業時間
標準時間……試験運転や海上公試など物量のない作業時間
・船殼、艤装とも上記の能率係数を管理図表にして管理することが大切である。
 
1.6 品質管理
(1)・品質管理とは、船主に対して船としての最終品質を保障することである。造船所もその実情に即した品質管理体制を設けて、品質管理活動を行うことが重要である。この品質管理活動は、悪い品質のものを摘出することではなく、悪い品質にならないようにするための対策を積極的に行うことが大切である。
(2)・社内検査で十分な品質管理が行われていればその実績によって、工事中の現場検査は大幅に自主検査に委ねられることにもなり、工程管理に役立つと同時に生産性の向上にもなる。又、逆に船舶検査で欠点を指摘されて補修工事や再検査が必要となれば、工程の遅れが生ずるばかりでなく、無駄な出費ともなり、その損失は大きくなる。
 
第2章 原価管理
1)原価計算はなぜ必要か。
解答(テキストP00)
・会社経営をするには、財政状態(財産)を正確につかむことが必要である。財産の中で大きな役割をもっているのが製品です。この製品の原価を知ることは経営上重要なことで、これによって利益や損益がわかり、経営成績を正確につかむことが出来ると同時に製品の販売価格も決定される。
2)製造原価とは何か。
解答(テキストP00〜P00)
・船を建造する為にかかる費用のことである。費用には材料費、労務費、経費がある。
又、この費用に営業経費を加えたのが総原価である。
3)原価の3要素とは何か。
解答(テキストP00)
・材料費……船を造る材料代
・労務費……工員さんなどの人件費
・経 費……電力料などの諸経費

 

 

 

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