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2.1.3 原価の分類
 
原価計算は、原価の分類にもとづいて行うが、原価の中身は、いくつかの要素から成り立っている。この要素を原価要素と呼んでいます。原価の発生形態による分類としては
 

 
の三つ分類でき、これを原価の3要素と呼んでいる。
これらの要素を集計したり分析したりして、原価をキチンとつかむことができる。
(1) 製品(船)との結び付きによる分類
発生形態による分類(材料費・労務費・経費)だけでは、不十分である。そこで別の分類の仕方を考えて、原価要素のそれぞれについて製品との結び付きの強いものと弱いものに分類してみる。
結び付きが強いもの……どの製品(船)に使ったかはっきりしているもの(これを直接費という)
結び付きが弱いもの……どの製品(船)に使ったかはっきりしないもの(これを間接費という)
 

 

 

 

 

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