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g) 運搬通路単純化をはかること。
h) 入出庫、棚卸の便、移動の頻度を考慮すること。
i) 床積、露天積するものは防水、防腐などの措置をとること。
j) 保管物の表示など色彩管理などの方法に留意すること。
k) 倉庫面積と空間の有効利用をはかること。
l) 保管、防犯、安全、防火に対する用具の整備。
m) 常備量、回転率に注意し、不急ならびに不用材料の発生防止につとめ材料の経済性を確立すること。
 
1.4.7 常備量
 
貯品は一般に、材料購入要求書が提出されないもので倉庫担当者が使用実績と生産計画を考慮して、最も経済的な貯蔵量すなわち適正在庫量を決める。常備量は常に経済性を高めることを心掛けることが大切である。
常備量が多い場合
a) 資金がねる。
b) 損耗、無駄が増し、取扱いが粗末になる。
c) 保管に余分な場所と労力を使う。
常備量が少ない場合
a) 急な仕事にまにあわない。
b) 事務手続きが増す。
貯蔵品は、使用量が生産に比例して変動の幅が大きいので常に工作部門と連絡を密にして、貯蔵品管理を行うことが望ましい。
 
練習問題
 
材料管理
(1) 材料管理とは。
(2) スクラップの処理について述べよ。
(3) 材料検収はなぜ必要か。

 

 

 

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