日本財団 図書館


最近は主機、補機などの重量物を進水前に船台で搭載する場合が多いので、船台積込用のクレーンは能力が大きいものを設備した方が得策である。
また、機動カのある運搬車やモビール・クレーン等を活用するには工場内の道路を広くして舗装をするなどの整備も必要となる。また上架船台などの周辺も舗装しておくとホークリフト等の小型車が便利に利用できる。
(a) 運搬設備の利用場所
造船業は、運搬業であるともいわれている。材料から部材製品などその種類も様々である。これらを工場内または工場間を円滑に運搬する必要があり、適材適所の運搬設備の配置が大切である。
主な運搬設備としては、クレーン、ホイスト、トロッコ、コンベア、トレーラ、トラック、フォークリフト、引船などがあり、機種と能力の選定は、造船所の生産方式と規模に見合ったものとする。一般に造船所における運搬設備の使いわけは、下表のものが普通である。
 

運搬設備利用場所

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION