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第1.7図 組立工場配置の例

 
(5) 運搬設備
船を造るための作業の工程で運搬を伴わない、あるいは運搬に関係のない工事はない。極端な言い方をすれば、造船とは重量物の運搬の作業の集積である。
まず鋼材が水揚から鋼材置場→加工場→組立場→船台へと流れて行くが各工程の矢印部は、なんらかの運搬機械による移動である。ローラ、コンベア、クレーンなどの運搬具が必要である。始めに一枚の鋼板から船台搭載に至るまでに数百キロの重量が10〜20屯と加工順に重くなって行く。従って運搬器具のその工程に見合った使いよいものに工夫し、配置する必要がある。

 

 

 

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