○運棒が早すぎること。
○電流が高すぎること。
○開先内の清掃不十分,特に湿気
○棒の乾燥不十分
○スタートの部分で多発している場合は、タブ板でアークスタートしてから母材に入ること。
(3) 溶け込み不良
開先ルート部に接合されていない部分の出ることがある。第6・6図のごとく,はなはだしい場合には,溶接長,全線に渡って出現する場合がある。自動溶接,炭酸ガス溶接等裏ハツリを行わない溶接の場合は,特に溶接条件を確保するようにしなければならない。
この原因と考えられるものは
○裏ハツリ不十分,確認不良
○開先ルート間隔せますぎる。
○初層の棒径が大きすぎる。
○運棒が片寄っている。
○電流が小さすぎる。
(4) スラグ巻込み
第6・7図のように,スラグの一部が溶着金属の中に残ることがある。
この原因と考えられるものは
○開先不良
○運棒の片寄り○
○電流が小さすぎる。
○ブラシがけ不十分
(5) オーバーラップ
第6.8図のように,溶着金属と母材の間に接合していない部分の生ずることをいう。
この原因と考えられることは
○電流が小さすぎること。