側溶接が可能なところは、設計を変更すべきである。
ハ)溶接接手は応力集中部をさける。
構造のコーナー等に接手がくることはさけた方がよい。重要な部材の場合は、ナックル部に接手を設けることもさけた方がよいときもある。
ニ)接手を余り近接させないこと。
交叉する接手、例えば、シームの溶接線と、皮と骨部材の溶接線の交叉等は、水密や、油密でない部分は、スカラップ等でかわすのが普通である。水密、油密等の交叉については5.3.2を参照のこと。ただし、長キョリ斜交したり、又は外板等で歩留まりの上から、クサビのような細長い板を入れたりして、溶接線が近くなるのはさけなければならない。