骨材を先行して組み合わせ、板材を一枚ずつ被せて、骨との取合い、板継ぎを行う方法。二重底ブロックや、船首尾のディープ、フロアーの船底ブロックの組立に適する。
(3)立体ブロック方式(第4.1.2図)
これは立体ブロックの組立に使用される方法である。その方法、順序は
○甲板、外板等の平板をべ一スとする。
○小組み、枠組みされた骨材、ばら部材等を配材して、骨組み、取付けを行う。
○曲がり外板等を一枚ずつ、はりつけて板継ぎを行う。ブロック組立における取付作業の基本は、ブロックの形状保持と船体強度の確保である。
取付け作業の注意事項
○板配材前に定盤の平面度、治具の高さ精度等を必ずチェックする。
○板が動かぬように拘束する。
○部材の配材順序、位置を誤ると、後から配材不可能なものがある。
○位置はマーキング線に確実に合わせる。必要なものは、墨でマーキング線を出してから取付ける。
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