1.2 諸補機の据付
1.2.1 一般
船殻ブロックの搭載後、補機会の積込み取付けから工事が始まるが、続く配管艤装日程を、大きく左右するものであるから、各造船所の能力に応じて、能率がよく経済的な工程を考える必要がある。
艤装工程を立てるために留意すべき点は、
(1)区画艤装、地上艤装、あるいはユニット艤装等の艤装方式のどれを採用するか
(2)船殻ブロックの搭載、進水、海上運転等主要日程の把握
(3)補機の入手、補機会の製作(あるいは入手)日程
(4)配管日程
以上の内、購入品である補機の入手については・特に初期から発注及び受取等の管理担当者を通じて、把握しておく必要がある。
1.2.2 補機台の製作、取付
前述の各艤装方式を採用する場合は、その日程に合わせた補機台の製作を行うのは当然であるが、船内に単品で積込む補機についても、上部構造(上甲板等)搭載前の青空状態で行うべきである。従って補機台の製作は、かなり前から行っておかなくてはならない。
(1)補機台製作前の注意点
(a)現在の配置及び形状は、例えば熱交換器のチューブの引抜きスペース確保等補機器のメンテンス性が考慮されているか。
(b)船殼工程に左右されないために、ブロックの接手上に配置されていないか。