5.6 操舵装置
5.6.1 操舵装置の構成
制御装置
操舵機(舵取機)(Steering gear)
舵軸(Rudder stock)
舵板(Rudder blade)
5.6.2 舵の種類
舵の種類はいろいろあるが、一般的なものは a.複板式釣合舵(逆G型)と b.複板式半釣合吊舵(マリーナ型、セミスペード型)の二種類である。これらを図5.8に示す。
5.6.3 舵取機械
(1)舵取機械の種類
最近の舵取機械はラムタイブと回転ボスタイプが多い。いずれも電動油圧ボンブによって駆動され、予備ボンブを備えている。
(2)ラムタイブ舵取機の据え付け
舵板とラダーストックを結合した後、チラーをラダーストックに焼ばめする。その後舵取機械の据え付け位置の上部にピアノ線を張り、あらかじめ長くしておいた台の裾の切り合わせ代を切って高さを調整する。台をデッキに水溶接した後、ラムを搭載し、ピアノ線で心出しをして仮据え付けしてから調整ライナーの厚みを決定する。(図5.9参照)