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4.5 合わせ作業(組立作業)


管の合わせ作業とは管と各種継手及ぴピース類又は管と管を組合わせて、1品図、現図文は形棒に示された管を形成する作業である。

合わせ作業は管の形状、継手間の平行度又は直角度、ボルト孔位置、両端フランジの関係位置及ぴフランジ角度など形状通りに組立てると共に溶接の開先形状に正確に合わせなければならない。

合わせ作業の内容について述べる。



4.5.1 突合わせ溶接継手


エルボー、Tピース、レデューサーなどがあり又は直接管と管の突合わせ溶接も可能で、溶接技術の進歩により近年広く採用されているが、溶接の開先の工作精度を上げると共に管内面の仕上げを十分行わなければならない。



4.5.2 枝管


枝管にはTピースが使用されることがあるが特殊のものを除き一般に枝管が用いられる。枝管付けの方法は次のとおりである。

(1)主管、校管ともに展開形を罫書く。

(2)罫書きに従って、ガス切断の上、開先をとりグラインダー仕上げを行って、主管に対し、角度を合わせて枝管を合わせる。

(3)外面溶接を行い、可能なものは内面溶接も行う。

(4)枝の長さに合わせてフランジを取付ける。

(5)小径のものは主管の孔あけを枝管取付け後ドリルであけることもある。

(6)一般に枝管取付け位置は枝部の内面の溶接の補修又は仕上げの可能の位置に取付けるのが普通である。



4.5.3 フランジ継手


フランジ継手は船内配管にあたって最も一般的に用いられ、20kg/cm2甘以下の管系に対しては、特殊のものを除き、全平面形の差込み溶接フランジが使われている。





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