4.5.4 合わせ作業の手順
(1)現図、一品図に対し、管の曲りが正確であることを確認する。
(2)定盤上か又は水準器を用いて管を水平におき長さを確認する。
(3)エルボー、短管などを水準器、分度器などを使用して突合わせ取付けする。その場合、開先角度を正しく合わせなければならない。
(4)枝管のある場所は合わせて仮付けする。
(5)フランジを取付ける。その内容はフランジを重錘、水準器、フランジ取付けスコヤー(直角治具)等を用いて角度を合わせ、(フランジは直角に、ボルト孔割は正確に)管とフランジの差込み量を溶接要領に従い合わせて仮付けする。
4.6 溶接
4.6.1 隅肉溶接
管とフランジの溶接は殆んど隅肉溶接である。
一般に圧力10kg/cm2以下の低圧フランジで呼び径150〜200mmの管の場合は下図のように溶接される。
フランジ内面の溶接をしない方式もあるが内外面溶接が望ましい。
なお外面溶接の場合、フランジ面が反ってしまうことがあるので、内面溶接を先に行うと良い。圧力16kg/cm2以上のフランジと管の溶接は一般に次図のようになる。