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1,000℃程度で一般には目測で温度判定が行われる。この範囲では管はオレンジ色よりレモン色を呈する。


(3)砂抜き作業

焼曲げ後、砂抜きを行う。砂は焼けて管内面に融着状態となって付着する場合もあるから、内面清掃は十分に行わなければならない。通常柄付グラインダー又はチューブクリーナーが用いられ、大径管はサンドクラストにより清掃される。


4.4.3張り曲げ作業


張り曲げは特に大径で特殊形状のものに用いられ、一般には一枚板によって曲管を作るので作業が困難である。



4.4.4えび曲げ作業


えび曲げには管を輪切りにして継ぐ方法と、局部切断して曲げる方法がある。溶接部は一般に開先をとらないが、肉厚のものは開先をとる。


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4.4.5 エルボー使用による曲り管


曲り部分の半径が小さい管を作る場合及び曲げ設備を用いずに管を作る場合にエルボーを接続して曲り管を作る。

エルボーにはショート(曲り半径1D)及びロング(曲り半径1.5D)があり、直管部分の長いネック付きなどの種類がある。

曲り角度が90°以下の場合は、エルボー切断用けがき治具を用い、必要角度にけがき、線を入れ、切断して使用する。

エルボーと管の接続部は一般にV(ブイ)開先とし、十分な溶接が必要である。



4.4.6 曲げ管の楕円化率及ぴ厚さ変化率


曲げ作業においてベンダー曲げのとき及び焼曲げのときは、管はその曲り部において楕円化し、かつ厚さが変化する。それを楕円化率及び厚さ変化率といい、一般に3Dにおいて次表のとおりとし、使用する管の厚さについて、十分な厚さのものを使用すべきである。





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