支柱は、固定式と取外し式とがあるが、舷側に立てるものは、舷側の手摺支柱と兼用にすることがある。
天幕は強風又は高速航行の際、固定のもの以外は取外さなければならない。
天幕の大きさは、船の復原性も考慮して定めなければならない。天幕を装備する所は、一般に、航海船橋、端艇甲板、船尾楼甲板、旅客席甲板である。
20.2.2 諸おおい
(1)天幕の一部として、風波、風雨から乗員を守るために倒幕を用いる。また、日除け、雨除けのために常設する小型のものもある。
(2)甲板機械、航海器具、通風筒、ワイヤリール、救命艇、錨鎖管等に、おおいを設ける。