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a)換気容量の早見表

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(2)エアクリーナの詰まり

エアクリーナやプレクリーナの詰まり、オイル入れ過ぎ(オイルバス式)などの場合は、吸入抵抗が増して、シリンダ内への吸気量が減少する。従って燃焼に必要な酸素が不足して出力が低下する。従って、エアクリーナの定期的な清掃点検及びエレメント交換が必要になる。

(3)空気冷却器の効率低下

空気通路側に汚れが堆積したり、冷却水管内壁にスケールなどが付着すると、熱伝導が悪化して空気冷却器の効率が低下する。従って給気温度が低下せず給気密度がうすくなり、必要な酸素量が得られ難くなるので、出力が低下する。空気冷却器の汚れは、2〜3年毎又は定期的に清掃しなければならない。洗滌液をポンプで循環させて行なう。

(4)給気圧力の低下

給気集合管からのもれ、エアクリーナの詰まり、コンプレッサの汚れなどのほか、過給機の故障などがあると給気圧力(ブースト)が低下し、シリンダ内へ多量の空気を押し込めることができなくなる。従って出力が低下する。コンプレッサホイールの汚れは、運転中に少量の水を滴下して、コンプレッサ室内へ吸い込ませて清掃するか分解して洗剤にて清掃する。

 

 

 

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