§2・稽古の手順
(1)準備運動(からだを柔かく,強く,動きよくきたえる)
(2)基本動作(基本となる動作)
(3)受身(前方,後方受身を重点とする)
(4)体さばき法(単独・相対による動作,体の変化)
(5)基本技(これだけはしっかりおぼえたい技)
(6)応用技(基本技に基づいた変化技)
(7)呼吸力の養成法(坐法と立法)
(8)整理運動(からだと心のつかれをほぐし平常にもどす終末動作)
※合気道の稽古法
合気道では,練習のことを稽古(けいこ)と呼んでいる。
日本の伝統文化につながる武道・芸道は,技を通して人間本来の心のあり方を求めるものであり,それを「道」と呼び,稽古事と呼んでいたところからきている。合気道の稽古では通常の稽古にあたっては,反復稽古を行なう。稽古し合っている者同士で一つの技をつくり上げ,ともに技の正しさを求め合い,正しさゆえの強さにまで到達するように心掛け,これを生涯,「道」(人格の陶冶)として励むことが大切である。
※稽古照今
§3.準備運動
準備運動は運動生理学の上から,材料の撰択と,その配合運動によって,筋肉を発達させ,柔軟性を与え,関節の可動性を増し,硬化を防ぎ,耐久,機敏の身体活動力を得ることが出来,そのうえ内臓器官の活動を活発にして,生理機能を順調旺盛にするよう組みたてる。また合気道の稽古上,特に必要とする部分については運動する。
1.からだの柔かさ(柔軟性)
2.からだの器用さ(機敏性)
3.からだの強さ(強靱性)
※合気道の準備運動のなかには,すでに各種の「健康法」が複数で取り入れられているので,準備運動だけでも大いに効果がある。
※準備運動の手順
※基礎体力養成法※天之鳥船の行・振魂の行
※準備運動の一例として
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