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言葉ですし、何かその言葉に惑わされてしまうような感じもありますけれども、結局は普段からの地道な交流という事になるのではないかと思います。これについては、私もこれから勉強して行きたいと思います。
 今回、現地対策本部でも他の団体やボランティアの皆さん、その他多くの方々といろいろ交流を持たれた事だと思いますので、是非それを元にしてネットワークづくりにも力を発揮して戴けたらと思います。以上です。

西脇/有難うございました。
 確かにネットワークづくりというのは、大事だと思います。先程の体験者の中からもそうした発言が有りましたし、また救援もし、そうした研究なさっている方からも同じ考えが発表されたという事は、やっぱり緊急の問題ではないかなという様に思います。
 それでは続きまして、田中さんにお願いします。田中淳さんは震災後兵庫県難聴者協会と神戸市難聴者協会に所属する被災会員を対象に、被災時にどの様な行動をとったかという事で、綿密な調査をなさりまして冊子にしていらっしゃる訳です。これからも予測される災害時の備えについて、レポートは頂いているのですけれども、その事に触れていただきながらお話をしていただきます。宜しくお願いします。

田中/私、小学校1年生の娘がおります。今日実は学芸会がございました。
 ふくろう?という鳥のふくろうの役で、ふくろうは○〜◎まで役があるその4番目の役なんですが、今日出かけに「宝塚に行くので、見られないよ」と申しましたのですが、そういたしましたら膨れていたんですね、唯その後で「実はお前と同じ、聞こえにくい仲間の方々とお話をしに行くんだ」とそう申しましたら、「まあ、いいか、がんばってね」と言われて出て参りました。
 その娘という宝を持ちまして初めて、聴覚障害者というのは、極めて理解されにくい障害なんだという事が判って参りました。もちろん私自身も理解しにくいという事もございます。
 そういう面では、様々な緊急時の問題でもですね、まず一般の方々は障害者イコール車イスと、或は目の見えない方という捉え方をされます。耳が聞こえない、まあ大した事ないんじゃあない、という事を結構言われる事がございます。
 ただ大した事ない所ではない、大変な事が沢山有るわけですね。もちろん日常は元より緊急時には、耳が聞こえにくいという事は様々な問題を抱え或は感じられる、或は直面されて行くという事になって行く、それは様々な問題を抱えて行かれる訳ですけれども、その多くはですね先程の4人の方のお話にかなり良く伝わってきていた問題だというふうに思っております。
 そこに共通するボイントとしては、とにかく情報の入手が大変苦労されたと、そして入手に苦労したその結果としてその対策として、日頃のネットワークづくりが大事なんだというご提案が4人の方共通になされたんだという印象を受けております。
 その2点に関して少し簡単にコメントさせて戴きたいと思いますが、前置きで半分時間を費やして終いましたので、後できるだけ手短に行きたいと思いますが……。  まず情報入手が難しかったという点ですけれども、例えばご協力戴きましたアンケートの結果でも大体6割ぐらいの方が大変困ったというお答えをされています。これは全県調査ですので、大変困ったという方は神戸市或は西宮市に限ればもっと高いんじゃないかという気もいたします。
 それ以外にも暗くて手話が読み取れない、あるいは口を読み取れない、言われてみますと、手話あるいは口話というのは大変大きなハンディを持ってしまう、あるいは先程お話がありましたように補聴器を壊してしまった、あるいは電池が切れてしまったという方は10人に1人に上っていらっしゃいました。そういう面では兵庫県の難聴者の団体に入ってらっしゃる1割の方が補聴器が使えなかったという事になっています。
 もちろんこういう様な情報の入手の難しさとい 

 

 

 

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