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川野/それでは「大震災2年目を目前にして高年難聴者は今」、緊急時における難聴者の情報保障についてのパネルデイスカッションをはじめて頂きます。
 コーディネーターを務めていただきますのは、在宅介護ネットワーク代表西脇創一様です。元神戸新聞編集委員で特別養護老人ホーム施設長等を務められ、現在、兵庫における在宅介護ネットワーク代表で、フリージャーナリストでいらっしゃいます。
 パネリストの先生方をはじめ体験発表の皆さんのご紹介を、西脇様からお願いいたします。それでは皆様よろしくお願いいたします。

西脇/皆さんこんにちは!
 ご紹介頂きました西脇創一と申します。
 パネルディスカッションの進め方について最初にご紹介致します。
 まず皆さんから向かって左の方に座っていらっしゃるのが、今日被災体験を発表して頂く皆さんです。
 それから、こちらの方のステージに変わりまして、被災、震災に関連しまして研究とか調査とか、救援活動して下さった皆さん方です。
 私の方から順番にご発言を頂くという事にしております。
 それから最後に、両方で出てきました共通の問題、震災が明らかにした問題について、出来れば会場の皆さんにもご発言、参加をして頂きながら少し討論をしてみたいというふうに思っております。
 只、これは時問がもしあればという前提ですので、どうぞその旨をお含みおき下さいますようにお願いを致します。
 それぞれの方のご紹介ですがご発言を頂く前に、それぞれの方をご紹介しようと思っておりますので、その点もどうぞお含み下さい。
 それから、お詫びですけれども、私実は、今、下の歯が全部抜けちゃいまして、まだ入れ歯が十分に調整できてないものですから、少し言葉がはっきりしないと思います。
 今、高齢化社会と言われるんですよね。高齢化社会で、なにかといいますと、やっぱり、耳が不自由になって高年難聴ですね。それから目が不自由になる白内障、緑内障。それから歯が抜けるという、まさに私も見かけは若いのですけれども、そういう被害と言いますか、もろにそういう高齢化にはいっているんです。従って、言葉が非常に不明瞭ですが、どうぞご勘弁下さい。これも高齢化の一つの影響かと思います。
 余談はさておきまして、さっそく本題に入る事に致しますけれども、実は私は耳の方は何とか、いわゆる健聴者の仲間入りはしているんですけれども、今度の震災で難聴経験をしたというふうに僕は思っています。
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