
ウワバヌソウーミヤマカワラハンノキ群集(標徴種:ミヤマカワラハンノキ分布:東方区〜中部)
クラスは未定
イヌビワーアカメガシワオーダー(暖地生夏緑広葉樹林) クサギーアカメガシワ群団 クサイチゴータラノキ群集(標徴種:クライチゴ、タラノキ分布:関東〜九州)
4)渓声上低木群落
受光量の少ないV字渓谷などにある渓流辺や爆布の岩上は、土壌の形成が少なく、しかも、突発的な濁流に洗われる。その結果、渓声上の植物群落は特殊な気象条件と極端な立地に分化した植物によって構成されている。 渓声上の低木群落には、関東地方以西に分布するサツキ群集と、四国に限って分布するキシツツジ群集が記載されている。また、岸部が固い岩質の場合はキハギ、シバヤナギ、ユキヤナギ、ヒメウツギなどが混生している。これらの低木群落の内部や前面にはウラハグサ、アワモリショウマ、ヤシャゼンマイなど数多くの分布の限られた草本植物がみられる。さらに、シオン属・ニガナ属・スミレ属の植物には、乾湿両極端に対する抵抗性、流水に対する抵抗を避けるための狭葉性など種の分化を示す特性がみられる。 渓声上低木群集の群落体系については、まだ十分な研究は行われていない。
オノエヤナギクラス(河辺林)
ヤシャブシーコゴメヤナギオーダー ネコヤナギ群団 ドクウツギーアキグミ群集(標徴種:ドクウツギ、アキグミ分布:東北〜九州) カワラハンノキ群集(標徴種:カワラハンノキ分布:中部〜九州)(図2) キシツツジ群集(標徴種:キシツツジ分布:四国) ホソバハグマーサツキ群集(標徴種:ホソバハグマ、オオエゾテンダ分布:屋久島) サツキ群集(標徴種:サツキ分布:関東〜九州)
5)渓流辺の草本植物群落
渓谷、瀑布、湧水などの周辺の岸部で直接流水の飛沫を浴びる立地には、タネツケバナ属、ダイモンジソウ属、ギボウシ属、イワタバコ属などの草本植物を生育する。 渓流辺の草本群落にはこれまでオオバセンキュウータネツケバナ群集、リュウキンカーミズバシ
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