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プタンクとして使用するときは、あらかじめタンク内が乾燥するまで十分にガスフリーを行います。

(4)バラスト漲水タンクの清浄化

〔ガソリンの場合〕

1.
ファン又はウインドセール等により、タンク内のベンチレーションを十分に行うこと。
2.
ガス検知を行い、タンク内が安全であることを確認すること。
3.
タンク底部等に残る残油を十分に除去すること。
4.
上記ベンチレーションを実施している間、当該タンクの関連配管の弁を開放し、管内のベンチレーションも併せて行うこと。

〔灯油の場合〕

1.
ガス検知を行い、タンク内が安全であることを確認すること。
2.
タンク底部等に残る残油を除去すること。
3.
ハンドホース等適当な方法により、タンク側壁、構造物、底部等を漏れなく洗浄すること。
4.
洗浄は、タンク底に洗浄水がたまらないようカーゴポンプにより、連続的に吸引し、スロップタンクヘ移送しつつ行うこと。
5.
タンクの洗浄が終了したら、タンク底部等に残っている残液を除去し、スロップタンクに収容すること。

(5)ライン洗浄

1.
バラスト漲排水に用いる配管、ストレーナー及びポンプの洗浄を行い、使用した洗浄水はスロップタンクに移送すること。また船底弁より海水を吸引する場合には、ポンプ吸引側の圧力が負圧になったことを確認しながら徐々に船底弁を開くこと。
2.
ライン洗浄に当たっては、特に配管の枝管部分や先端弁(マニホールド)の部分のようなデッドエンド部分(配管が行き止まりとなっている部分)に残留している油分の除去に努めること。
3.
ライン洗浄が終了したならば、配管、ストレーナー及びポンプ内の残液を残油回収作業の場合と同様の方法によって回収し、これをスロップ

 

 

 

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