静電気による洗浄中の貨物艙の爆発説がクローズアップされている今日、国際海運会議所(ICS−INTERNATIONAL CHAMBER OF SHIPPING)では、事故防止の観点より、同一タンク(区画)内で同時に使用することができるノズルの台数制限を含む一連の安全対策を推奨しています。 貨物艙の洗浄中の汚水のストリッピングの良否は、洗浄効果の点で最も重要な要素です。従ってノズル台数の決定にあたっては、ストリッピングシステムの容量と汚水発生量との見合いを十分考慮する必要があります。ストリッピングシステムの容量は汚水発生量の1.25倍以上あるのが望ましいでしょう。