日本財団 図書館


Typeノズルロ径有効距離作動圧力
A11mm10 m10kg/cm2
B11 〃14 〃7 〃
C12 〃12 〃10 〃
D13 〃14 〃10 〃
E13 〃20 〃7 〃

2. 洗浄時間
 ノズルの吊下げ位置が決定したら、次は吊下げ位置における洗浄時間の決定です。
 洗浄時間を決定する上で考慮すべき点は、次のとおりです。
イ.
前航に積載した貨物油の種類及び性質
ロ.
使用する洗浄水の温度
ハ.
前回洗浄からの経過時間
二.
艙内構造物の配置
ホ.
過去の実績
以上を考慮の上、洗浄時間を決定しますが、このうち最も重要なものは過去の実績です。
 洗浄は、状況の許す限り長時間行うことが望ましいのですが、他の作業との関連により必要にして十分な時間を選定することが重要です。

3. 同時に使用するノズルの台数
 貨物艙の洗浄をする際、同時に使用できるノズルの台数は、船によって異なり、これを決定する要素としては、次のものが挙げられます。
イ.
ノズルの容量
ロ.
タンク・クリーニング・ポンプの容量
ハ.
タンク・クリーニング・ヒーターの容量
二.
ストリッピングポンプの容量
ホ.
爆発事故防止上の安全対策
 現在の一般的なタンカーでは、一個の貨物艙は、一行程で洗浄できるだけのポンプ、ヒーター等の容量が決められているのが普通です。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION