日本財団 図書館


(4)排出源別
 排出源別にみると第3図に示すとおり、油による汚染では、船舶からのものが386件で全体の約78%を占めている。このほか、陸上等からのもの13件、約3%、排出源不明のもの98件、約20%となっているが、排出源不明のもののほとんどが、その発見場所や浮流状態からみて船舶から排出されたものと推定でき、海洋汚染の大半は、油によるものであると同時に船舶に起因しているといえる。
 また油以外による汚染では、陸上等からのものが大半で189件、約70%を占めている。
 船舶からの汚染を、船舶の種類別にみると、貨物船が最も多く135件で約29%、次いで漁船121件、約26%、その他の船舶120件、約26%、タンカー83件、約18%となっており、また、この内外国船からの汚染は、84件で船舶からのものの約18%を占めている。
第3図 海洋汚染の排出源別発生確認件数(平成7年)

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION