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海の道しるべ(航路標識)

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日本一高い灯台は、284メートルです。

青い空、青い海に青い灯台。だれでも思い浮かべるロマンチックな灯台のある風景です。一筋の光を海に投げかけている灯台の姿を想像する人もいるでしよう。

ところが、灯台は船を運航する者にとっては命の恩人になっていることは誰でも知っていますが、灯台が夜ばかりでなく、昼間も船から目印に決っていることや、光達距離(光のとどく距離)、灯質(光かた)や灯台の塗色で区別されていることは案外知られておりません。

灯台は、航海者にとって出来るだけ遠くから見えることが望ましいのですが、地球が丸いので台を高く作る必要があります。日本で一番高い灯台は兵庫県の日本海に面した余部埼灯台で、海面からレンズまでの高さが284メートルもあります。各灯台の光達距離(晴天暗夜に光が見える距離)は、海図の灯台のところに記載されています。

小型船舶が良く利用する灯台等は、港の近くに設置されている灯標や灯浮標とおもいます。

これらの灯標(防波堤等に設置されている)灯浮標には、赤又は緑が塗装されています(写真参照)

緑に塗装されて緑の灯火を発光する灯標や灯浮標は、「左げん標識」で入港する場合は、この灯標や灯浮漂を左に見ながら入港する。

赤に塗装されて赤の灯火を発光する灯標や灯浮標は、「右げん標識」で入港する場合は、この灯標や灯浮標を右に見ながら入港すれば、無事に入港出来ます。

 

 

 

 

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