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《ハンガリー編》

■トゥロック・ヴィラ(1925年創立)

■国立難聴者学校

前者は難聴小学校で、国内に8校ある。

クラス編成は聴力によってであり、軽度(10〜35db)中度(35〜65db)高度(65〜90db)に分けられる。ここは主に中度、高度の幼児・児童を対象としている。

小学生のうちからハンガリー語だけでなく、ドイツ語、英語も始めるとのこと(ただし、難しいと分かった時点でやめる)。

後者は高度以上の幼児・児童・生徒を対象としているような感じを受けた。午前、午後に分けて授業をおこなっている。

美術教師は、唯一のろう者(大学卒)。他、寄宿舎など2人いるそう。

2校は、お互いに交流するなどしている。他、後者の児童・生徒が前者に試験的に通うこともある。

この国は、もともと社会主義国だけあって教育面は充実している模様。

(注)ハンガリーの学校制度は分岐型。

(注)日本の場合はろう学校であるが、聴力言語障害者学校、難聴者学校、聴覚障害者学校というような呼称を用いている。

(注)各国の学校制度は異なる。

 

 

 

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