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ルパイ)は本場だけあって美味しかった。

11月5日(火)ろう学校を訪問。世界でも古い歴史(1779年創立)をもつろう学校で、ろう学校の中に博物館が併設されており、昔の補聴器や写真、作品などが展示されていた。午後は聖シュテファン大聖堂へ。14世紀から残るカタコンベを見学。1713年のペスト大流行による死者が埋葬されており、無数の骨が積み重なっていました。夕食後、オペラ座で「美女と野獣」を観劇。それにしても、さすがウィーン。大道具から小道具まで疑っており、舞台演出も凄い。でも団員の何人かは居眠りしていました(笑)。

11月6日(水)午前中は企業訪問の予定でしたが、企業側の都合でキャンセルとなり、自由行動に変更。カフェに行ったり、遊園地に行ったり、それぞれ楽しみました。午後、バスでハンガリーへ。

《ハンガリー編》

11月6日(水)13:30頃、オーストリア、ハンガリー国境に到着すると、ハンガリー兵士がバスの中に上がり、一人一人パスポートとビザを確認する。休憩所で両替(1フォリント=約1円)。出発後、2時間ぐらいでブダペスト市に到着。ガイドさんによると、ハンガリーは896年に建国され、今年、1100年祭が行われたとのこと。ホテルに到着後、夕食をとる予定のレストランまで地下鉄で移動したのですが、エスカレーターが急勾配でスピードがあり、ちょっとたまげた。この地下鉄は1896年に開通、世界でも3番目とあってかなり古い(皆、納得)。ちなみに世界で一番古いのがニューヨーク、2番目がロンドン。レストランで乾杯したときの食前酒(杏子ワイン)は何とアルコール42度。日本でいうろう学校で教師をしている方と一緒に食事を楽しみました。もちろん、彼はろう者。

11月7日(木)難聴者学校を2校まわった後、ハンガリー難聴者協会を訪問、交流。夕食のため、ホテルに帰ったのですが、再び有志等で戻って交流を楽しみました。キャッツアイ(?)風の劇を鑑賞、その後、日本の着物の着付けを披露したりと親睦を深めることができたのではないでしょうか。その帰り、バスの運転手さんの計らいでブダペスト市街の見える丘までちょっとしたナイトツアー、ブダペストの夜景にしばし酔いました。

11月8日(金)午前中はブダペスト市内見学で、市民公園にあるワイダフニヤ城、英雄広場、聖イシュトワン大聖堂、王宮の丘などをまわり、午後からはセンテンドレへ。18世紀にセルビア人が生活していたところで、ブダペストとは違った町並みでした。夕食は、ブダペスト市からちょっと離れたところにある田舎風のレストランででしたが、ここでも食前酒はアルコール54度と強烈でした。地元の舞踏と民族音楽を楽しみ、また、仲間がアトラクションを披露するなど盛り上がり、ブダペスト最後の夜は更けていきました。

11月9日(土)午前中は自由行動で、美術館グループ、市場グループなどに分かれて行動した後、午後4時前にブダペストを発ち、パリへ。

《フランス編》

11月9日(土)18:19、予定通りシャルル・ド・ゴール空港に着陸。「パリだ、パリに着いたんだ」と胸が高鳴りました。早速バスに乗り、ホテルへ向かう途中、1998年ワールドカップが開催されるサッカー場がありましたが、工事中でした。ネオンを見ているうちに、早く買い物に行きたく

 

 

 

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