テーマ別レポート
ヨーロッパ国際体験記
《ドイツ編》
10月29日(火)予定通り、フランクフルト空港に17:00到着。早速、ホテルへ。ホテルのあるハイデルベルクは、ネッカル河畔の町で、ドイツ最古の大学を誇る大学町だそう。ドイツ最初の夜は更けていく。
10月30日(水)一日中、PFALZろう学校の見学でした。詳しくは、学校・施設のところに譲ります。
10月31日(木)哲学の道を散策し、古都とネッカル川を一望。それからハクデルベルク市庁舎にて市長表敬訪問。なんとハイデルベルク市生誕800年にあたるそう。これって運がいいのかな。午後は、プファルツ選帝候の居城であったハイデルベルク城へ。地下室には、巨大なワイン樽があり、びっくり。次いで、学生牢へ。学則を破って収監された学生の落書きが壁一面にありました。夜は、ハイデルベルクろう者の会と交流を楽しみました。ビールが旨かったなぁ。
11月1日(金)ローデンブルク(Rothenburg)市内見学へ。ロマンチック街道にある街で、城壁に囲まれており、中世そのままのたたずまいで、タイムスリップしたよう。第2次世界大戦中、爆撃を受け、焼失したが、当時のまま復元したとか。他、30年戦争または宗教戦争(1618〜1648)当時、プロテスタント側であったこの街は、カトリック側のスウェーデンに包囲占領された時、市庁ヌッシュがティリー将軍の申し出を受け、3,251のワインを飲み干し、街を救ったという話がある。市内見学後フランクフルト(Frankfurt)へ。
11月2日(土)フランクフルト市内見学。旧オペラ座、大聖堂、ゲーテ通り、ゲーテの生家、ローマー広場など歴史的建造物が多い。この市では、歴史的建造物の外装塗装は法律で禁止されており、文化財保存に大きな役割を果たしている。フランクフルトろう者の会の何人かと昼食をともにした後、ろうセンターへ。日本で言う、ろうあ協会事務所みたいなところです。夜は郷土料理とアップルワインで交流を楽しみました。帰りはタクシーでしたが、何とベンツでした。
《オーストリア編》
11月3日(日)ウィーン空港に到着。寒いはずなのに暖かく、何と20度。今年は異常気象で9月、10月は雨続きで気温も10度と低かったのが11月に入って暖かくなったとか。ここウィーンは、今日のオーストリアを中心とする広大な帝国を統治したハプスブルク家が居城を置いた街で、夏の離宮シェーンブルン宮殿などがある。1441の部屋があり、公開されるのは45部屋ですが、一つの部屋だけを見ても当時のきらびやかな生活が伺えました。また、夜は400年も昔は酒蔵だった「古い絞り器の家」での夕食。複雑な間取り、内装、そして大きな使い込まれた黒い木の絞り器、壁には酒樽の蓋が飾られており、ワインを心ゆくまで味わいました。
11月4日(月)連邦社会省を訪問。オーストリアにおけるろう者に対するサービス、行政について説明して下さいました。午後は、身体障害者訓練センターをまわり、オーストリアにおける社会福祉の実情を知ることができた1日でした。夕食は市庁舎地下のレストランでしたが、内装、調度品ともに素晴らしく、優雅な気分に。なかでもデザート「アプフェル・シュトルーデル」(アップ
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