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3.3 国連勧告の様式替え

3.3.1 国連勧告の様式替えは、 事務局及び米国が作成した様式替え勧告案(R.505/Add.1〜Add.9)を基礎資料として関連提案の検討が行われ、 この様式替え勧告案が一部修正の上承認れた。 これにより国連勧告第10版は新様式により出版されることとなった。

3.3.2 様式替えに関連する提案のうち、 ページ付けに関するCEFIC提案(R.506)は採択されなかったが、 その他の提案は採択された(修正されたものを含む。)。

 

4.UNCED Agenda 21の履行に関する活動

4.1 反応性・引火性危険の統一分類基準

4.1.1 反応性・引火性危険の統一分類基準に関するILO/CETDG合同作業部会(JWG)は、前回小委員会までの検討結果報告書(R.547 : ドイツ・英国)を提出した。 本報告書は検討の結果、 一部修正の上承認された。 その概要は次のとおりである。

(1) 反応性危険の統一分類基準は概ね国連勧告の分類基準が採用されているが、JWGでの合意が得られていないものもある。 今回会合においても本件に関する提案はなく、 JWGの報告内容を本委員会の今回会合における結論とした。

(2) 引火性危険の統一分類基準は、 エアゾールの引火性基準を除いて最終結論が得られており、 エアゾールについては今後の検討課題とすることとなった。

4.1.2 今回会合で承認された反応性・引火性危険の統一分類基準は、 最終結論が得られていないものも含めて、 来年2月オッタワ(カナダ)で開催されるIFCS第2回会合にILOからの正式文書として提出される予定であることがILO代表から報告された。

4.1.3 最終結論が得られなかった反応性危険の統一分類基準は、 これを次期2年間の作業計画に含めるべきであるとするILO提案(R.550)が採択され、 次期2年間も引き続き作業部会を設置して本件を検討することとなった。

4.1.4 酸化性ガスの定義等(C.3/R.703 : ドイツ)、 水反応腐食性物質(C.3/R.732 : カナダ)及び硝安等の分類(C.3/R.749 : ドイツ)に関する提案は、 持ち越しとなった。

 

4.2 毒性の統一分類基準

4.2.1 OECD代表は、 毒性の分類に関するOECDにおける作業スケジュールを紹介し、急性毒性の分類基準に関する検討が1997年3月から始まり1998年2月には結論が得られる予定であると報告した。

 

4.3 環境有害物質の統一分類基準

4.3.1 OECD代表によるOECDでの環境有害物質の分類に関する検討スケジュールが報告された他は、 本件に関する具体的検討は行われなかった。 本件に関連するすべての提案は、持ち越しとなった。

 

 

 

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