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10.2 Class 1の分類手順のための試験から試験シリーズ 1を削除するとする中国提案(R.733)及び中程度の危険性を有するエアーバッグ等をClass 9に加えようとする (Class 9にエアーバッグ等のエントリーが2つになる。)ドイツ提案(R.744)は、 共に採択されなかった。大型ミサイル等の大型物品の包装方法に関する提案(R.601/Rev.1:ドイツ、 ノールウェイ、スウェーデン及び英国)は、 修正の上採択された。

 

11.反応性物質に関する事項

11.1 過酢酸のIBCsによる輸送についての11.4表の改正に関する米国提案(R.742)、 鈍感化爆発性物質のN.O.S.エントリーの追加に関するドイツ提案(R.725他)等本議題に関する提案は、 ドイツ提案(AC.10/R.460)を除いて採択(修正に上採択されたものを含む。)された。

 

11.2 自己反応性と酸化性の区分を明確にするため第14章の規定を改正すべきであるとするドイツ提案(AC.10/R.460)は、 次回委員会に新提案を行うとして取り下げられた。

 

12.UNCED Agenda 21(持続可能な開発を実現するための国際的合意)の履行

12.1 一般的事項

12.1.1 オーストラリア(オブザーバー)は、 本年3月キャンベラで開催されたAgenda 21の履行に関するIFCS 第2回会期外グループ会合の検討結果について報告した。 この会合では、 統一システムの履行方法、 グループメンバーの拡大、 情報交換等が議論された。 この会合に米国は、 履行方法の最もフレキシブルな形として国際基準(International Stan-dard)の策定を提案している。

12.1.2 ILO事務局から化学品の分類及び標札システムの統一に関する機関の作業日程についての報告が行われた。

IFCS第2回会合 : 1997年2月10〜17日(オッタワ:履行方法の検討)

CSD(国連持続的開発委員会) : 1997年3月(1997年度国連総会にAgenda 21の履行に関する報告書の作成)

12.1.3 本議題のうち反応性物質類及び引火性物質類の統一分類基準については、 前回会合に引き続きW/Gにおいて検討された。

 

12.2 反応性物質の統一分類基準

12.2.1 検討は、 前回W/Gの検討結果を取りまとめた英国提案(R.610/Rev.2)を基礎資料として行われたが、 この英国提案の全部についての検討が行えず、 反応性物質類の統一分類基準の最終案を策定するに至らなかった。

12.2.2 小委員会議長はW/Gの検討結果について、 今回W/Gで同意が得られなかった事項又は検討できなかった事項については、 次回委員会への提案に間に合うように関係者によるコレスポンダンスグループにおいて検討することを要請した。

 

 

 

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