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8.2 積重ね試験の判定基準から、 試験後の容器の安定性に関する要件を削除すべきとするドイツ提案(R.781)は修正の上採択されたが、 回収プラスチック材料の品質保証をより厳格にすべきあるとするドイツ提案(R.781)は支持されなかった。 これに関連して、 回収プラスチックの定義の改正に関するICDR提案(INF. Paper)は修正の上採択された。

 

8.3 第16章のIBCsに関する規定の編集上の改正に関するブラジル提案(R.710)は、 様式替えにおけるIBCs規定案(R.711)を含め修正の上採択され、 これに関するアルゼンチン提案(R.715)は不採択となった。

 

8.4 IBCsの再使用、再生及び再製造に関する規定の新設に関するドイツ提案(R.780)は継続検討されることとなり、 硬質プラスチックIBCsの圧力安全装置に関するドイツ提案(R.781)は取り下げられた。

 

9.ガスシリンダー及び品質保証の標準化に関するISOの作業

9.1 ISOから技術委員会(ISO/TC 58)におけるガスシリンダーに関する検討の進捗状況が報告された。 同委員会の主な検討事項は次のとおりである。

(1) 世界的規模で用いられる再充填可能な無継ぎ目ガスシリンダー

鋼製ガスシリンダー、 アルミ合金ガスシリンダー、

(2) 他の型のガスシリンダーの標準

再充填できない工業用ガスシリンダー、 混合材質のガスシリンダー、 容量150〜3,000lの継ぎ目なし鋼製ガスシリンダー、 溶解アセチレン用シリンダー

(3) 品質保証プログラム

(4) 混合ガスの毒性の決定

(5) ガスの生体組織への腐食性の決定

(6) その他

ガスと材質の適合性(金属材料、 非金属材料、 試験法)、 用語の統一

 

10.爆発性物質及び物品に関する事項

10.1 6(c)試験に関するカナダの研究に関する提案(R.602 & Add.)が説明され、 本試験の解決すべき問題点等が指摘された。 カナダは、 本試験については多くの技術的に検討すべき点があるので、 会期外W/Gでの検討の必要性を提起した。 本小委員会はこの会期外W/Gの設置を承認した。 W/Gは、 本年9月26〜28日に米国フロリダで開催され、カナダがその取りまとめをすることとなった。 従って、 6(c)試験に関する提案の検討は会期外W/Gで行われ、その結果が次回委員会に提案されることとなった。

 

 

 

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