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8.容器・包装及びIBCs関連事項

8.1 第16章(IBCs)の編集上の改正に対するブラジル提案はその趣旨が前回会合で同意され、 これに基づいてブラジルが第16章の改正テキスト案を提案(R.710)している。 これに対しアルゼンチンは実際のIBCsの製造順序に基ずく規定順序の改正を提案しているが、 この提案の中には型式承認規定が含まれており、 現行の小型容器(第9章)及びIBCs(第16章)には、 型式承認の考え方は導入されておらず、 この点で問題があることが第2部会で指摘された。

8.2 外装容器の正味質量又は容量が400kg/400?を超え3000?以下であって内装容器又は物品を収納した大型容器に関する新規定案を英国が提案(R.12-18)している。 現行のIBCsが内容物を直接収納するものであるのに対し、 この大型容器は、 大質量若しくは大容量の内装容器又は大型物品を収納することを目的としている。 本提案に対して第2部会は適宜対応することとしている。

 

9.ガスシリンダー及び品質保証の標準化に関するISOの作業

9.1 本議題についての関連書類は未入手である。

 

10.爆発性物質又は物品に関する事項

10.1 本議題については、 10SCMからの継続又は持ち越し提案がほとんどであり、今回会合に対する提案としては米国から6(c)試験のフランス提案(R.613)に対する意見が提出されているだけである。

 

11.反応性物質に関する事項

11.1 米国は過酢酸(濃度17%以下)のIBCsによる輸送に関する改正について提案(R.12-3)している。 現時点で入手している新提案はこの米国提案のみである。

 

12.UNCED Agenda 21(持続可能な開発を実現するための国際的合意)の履行

12.1 一般

12.1.1 統一分類基準についての極く一般的な意見を内容とするアルゼンチン提案 (R.659)は、継続して検討の基礎資料とされている。

 

12.2 反応性物質類の統一分類基準

12.2.1 11SCMの反応性物質類の統一分類基準に関するW/Gの検討結果がR.610/Rev.2(英国)として提出されている。 今回会合のW/Gにおいてこの文書に基づく検討が行われ、 小委員会としての最終結論が出される予定である。

12.2.2 11SCMにオランダは新圧力容器試験の策定に関する状況報告をINF. No.24として提出し小委員会の承認を得たが、 この文書が今回会合の正式文書(R. 706)とされている。

新圧力容器試験については、 前回会合におけるオランダの報告以後のOECD-

 

 

 

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