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2.2 ミャンマー
2.2.1 ミャンマー海事局長表敬訪問
(1)日時・場所
日時:平成18年8月23日(水) 09:30〜10:00
場所:ミャンマー海事局応接室
(2)表敬訪問出席者
ミャンマー側:マン・マン・ウー海事局長、ウィン課長他
日本側:河野国際室長、山口研究員
(3)発言概要
 冒頭、当方からミャンマー海事局に対しCMV事業から続く本事業への協力に対する謝意を述べ、さらにミャンマー側からの要望もあり本事業の概要を詳細に説明した。なお、ミャンマー側との発言概要は下記のとおり。
・ミャンマーにとっても非常に有益であるため、ミャンマー海事局としては本事業に全面的に協力させていただきたい。
・ミャンマー側より研修とセミナーへの参加者に関しどのような者にすればよいか発言があり、当方から参加者のレベルに関し説明し、人選に関してはミャンマー側に任せる旨説明した。
・ミャンマー側より本事業においてNLSの資機材供与の有無について問い合わせがあり、当方からは本事業が人材育成に焦点を当てたものであり、資機材の供与については考えていない旨回答した。
・ミャンマー側より、ミャンマーとしては現状ではOSPARに加盟するか否かは考慮中であり、そのためにもOSPARに関しての連絡先、またMOUへのサインはどのような形式になるのか、また油防除の資機材供与の有無など事前にいろいろと情報がほしい旨発言があった。
 
2.2.2 ミャンマー海事局
(1)日時・場所
日時:平成18年8月23日 10:00〜11:30
場所:ミャンマー海事局会議室
(2)打ち合わせ出席者
ミャンマー側:ウィン課長、ナイン課長補佐、ミン課長補佐他
日本側:河野国際室長、山口研究員
(3)打ち合わせ概要
 当方より本事業の年度計画等の詳細説明を行い、ミャンマー側からは感謝の念が述べられ、本事業への理解を得られた。詳細な打ち合わせ内容は下記のとおり。
(1)NLS研修
 11月に海上災害防止センターにて実施予定のNLS研修についてスケジュール等説明し、ミャンマーとしても是非研修に参加したい旨述べられた。また、後日当方より招聘レターをミャンマー海事局宛に発出し、レターを受けた後に海事局が招聘者4名の選出を行い、9月中に海事局から回答を受けることで合意された。
(2)HNSセミナー
 11月マレーシアにて実施予定のHNSセミナーについてスケジュール等説明し、同セミナーはOSPAR管理会合に併せて実施し、OSPAR管理会合及びセミナーにそれぞれ1名ずつ計2名をミャンマーよりマレーシアに招聘することで了承を得た。ただし、ミャンマー側より国内事情(ミャンマーでは出張毎に国に事前報告する義務があり、手間が掛かるため1度に2名分を済ませたい)により2名をOSPAR管理会合から出席させたい旨要望があり、旅費等の問題があるため日本にて検討後、回答する旨述べた。
(3)その他
 その他ミャンマー側との主な打ち合わせ内容は下記のとおり。
・本事業のミャンマー側窓口が海事局である旨確認し、これに併せ海事局側より海事局が本事業のミャンマーにおける窓口である旨記載した文書が必要である旨要望があり、後日送付することで合意した。
・OSPAR加盟に関するMOU署名はどのような流れになるか知りたい旨要望があり、当方からはOSPAR管理会合当日に署名を行う予定もあり、出席者はそれなりに責任のある者を選出していただきたい、また、OSPAR管理会合にて署名が困難であれば事前もしくは後日行うことも考えられるため、今後ホスト国であるマレーシアとも連絡を取り合ってほしい旨回答した。
 
2.3 カンボジア
2.3.1 カンボジア公共事業運輸省運輸総局長表敬訪問
(1)日時・場所
日時:平成18年8月25日 10:00〜10:15
場所:カンボジア公共事業運輸省運輸総局長室
(2)表敬訪問出席者
カンボジア側:運輸総局長、チャンダラ副局長、シデス課長
日本側:河野国際室長、山口研究員
(3)発言概要
 冒頭、当方からカンボジア公共事業運輸省運輸総局に対しCMV事業から続く本事業への協力に対する謝意を述べ、さらにカンボジア側からの要望もあり本事業の概要を詳細に説明した。なお、カンボジア側との発言概要は下記のとおり。
・カンボジア側より、本事業における支援に対する感謝の念が述べられ、全面的に協力する旨発言があった。
・カンボジア側より、カンボジアではまだまだ人材も経験も不足しており、今後とも本事業のような支援を是非お願いしたい旨発言があった。
・カンボジア側より、CMV事業における支援では日本での研修に加えてカンボジアでのセミナーや机上訓練等があったが、本事業においてはカンボジアで何か行う予定があるか発言があり、当方から、本事業は新たな事業であり、セミナーは基本的にOSPAR管理会合のホスト国にて実施する予定のため、今のところカンボジアにて何か実施する予定は無い旨回答した。
2.3.2 カンボジア公共事業運輸省運輸総局商船課
(1)日時・場所
日時:平成18年8月25日 10:15〜11:30
場所:カンボジア公共事業運輸省運輸総局会議室
(2)打ち合わせ出席者
カンボジア側:シデス課長、ノロス課長補佐他
日本側:河野国際室長、山口研究員
(3)打ち合わせ概要
 当方より本事業の年度計画等の詳細説明を行い、カンボジア側からは感謝の念が述べられ、本事業への理解を得られた。詳細な打ち合わせ内容は下記のとおり。
(1)NLS研修
 11月に海上災害防止センターにおいて実施予定のNLS研修についてスケジュール等説明し、ミャンマー同様、カンボジアとしても是非研修に参加したい旨述べられた。また、後日当方より招聘レターをカンボジア運輸総局宛に発出し、レターを受けた後に運輸総局が招聘者4名の選出を行い、9月中に運輸総局から回答を受けることで合意された。また、カンボジア側より人選についてはカンボジアにて事故が発生した際の実働部隊となる軍関係者も含めて考慮したい旨発言があった。
(2)HNSセミナー
 11月マレーシアにて実施予定のHNSセミナーについてスケジュール等説明し、同セミナーはOSPAR管理会合に併せて実施し、OSPAR管理会合及びセミナーにそれぞれ1名ずつ計2名をカンボジアよりマレーシアに招聘することで了承を得た。また、カンボジア側よりOSPAR管理会合出席者には随行者が付く可能性があり、その分の旅費も工面してほしい旨要望があったが、当方からは、困難であり検討させてほしい旨回答した。(最終的に随行者は無く、予定通り計2名の出席となった。)
(3)その他
 その他カンボジア側との主な打ち合わせ内容は下記のとおり。
・カンボジア側よりカンボジアとしても積極的に人材育成に取り組んでいきたく、本事業のような支援は非常にありがたい旨発言があった。
・当方より本事業におけるカンボジア側の窓口は運輸総局である旨確認し、合意が得られた。
・OSPAR加盟に関しカンボジア側より、加盟するか否かはまずは政府での決定が必要であり、OSPAR管理会合においてMOU署名があれば間に合わない可能性もある。また、カンボジアとしてはまだOSPAR加盟の利点も把握できてない部分があり、まだ油防除の十分な資機材も無く、OSPAR加盟国同様資機材の供与があるかどうかも知りたい旨発言があった。当方からは、MOU署名に関しては間に合わなければ後日ということも考えられる旨回答し、また、OSPAR加盟に関しては、現在資機材供与の予定は無いが、アセアン各国が集まり、各国お互いの対策を練り、事故発生に対し対応できるよう協力体制を築いていくことが目的である旨説明した。


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