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(3)スタンフォード大学 Stanford University
(1)研究センター:スタンフォード・ナノ加工施設
Stanford NanoFabrication Facility(SNF)
住所:Paul Allen CIS Building, Stanford University, Stanford, CA 94305
電話:650-723-2300(スタンフォード大学代表番号)
電子メール:webmaestro@snf.stanford.edu
プロフィール:
 1960年代半ばに設立されたIC加工施設(Integrated Circuit Fabrication Facility)から発展してきた施設で、2004年にNSFによって選定された、NNIN全米ナノテク基盤ネットワークを構成する13大学の研究施設の1つである。
 ナノ加工技術に必要な最新の設備を広く研究者に提供している。設備は、EビームとSEMとマスクメイキング、光学フォトリソグラフィ、化学蒸着、アニーリングと酸化とドーピング、金属化とスパッタリング、ドライ・エッチング、ウエハー結合と切断等の分野に渡ったものを備えている。
 施設利用を登録している研究者は600名以上、毎月使用している者は200名以上で、登録者の6割がスタンフォード大学関係者、1割強が他大学から、2.5割が業界と政府関係者となっている(1999年現在)。
 
(2)研究センター:ナノスケール精査センター
Center for Probing the Nanoscale (CPN)
住所:Department of physics, McCullough Bldg, Room 346, Stanford, CA 94305
(CPN副ディレクター:David Goldhaver-Gordonの住所)
電話:650-725-3709 (David Goldhaver-Gordon)
電子メール:goldhab@stanford.edu(同上)
プロフィール:
 NSFが最初の資金提供をし、IBMが加わって、2004年に設立されたNSECナノスケール科学工学センターの1つである。
 研究センターの目的は、ナノスケールの材料とその現象をより詳細に観察、制御できる、全く新しいナノプローブを開発し、それよって科学の根本的な疑問を解消し、またその技術を関連業界に移して、その新しいナノプローブを製造できるようにすることである。加えて、ナノプローブに関する理論と実践を次世代の科学者と技術者に伝え、また学生を教育していくことを目的としている。
 研究者はスタンフォード大学から12名、IBMから3名が参加している。
 
(3)研究センター:ポリマー・インターフェースと高分子集合体センター
Center on Polymer Interfaces and Macromolecular Assemblies (CPIMA)
住所:283 Keck Science Bldg, Stanford University, Stanford, CA 94305
電話:650-723-4573(CPIMAディレクター:Curtis W. Frank)
電子メール:curt.frank@stanford.edu(同上)
プロフィール:
 NSFの資金提供によって設立された材料研究科学工学センター(MRSEC)の1つである。カリフォルニア大学デービス校とバークレー校及びIBMのアルマデン研究センター(Almaden Research Center)がパートナーとして研究に参加している、産学協同のセンターである。
 ポリマーと他の軟らかな材料のインターフェースにおける構造、力学そして機能を解明、制御し、マイクロエレクトロニクスやナノテク、微量分析化学に応用することを目的としている。IRGs(学際的研究グループ)は3つに分かれており、それぞれナノ構造材料の統合と応用、制限システムの構造とダイナミクス、高性能生体分子薄膜をテーマとしている。
 参加している研究者は、スタンフォードから11名、IBMから8名、デービス校から3名、バークレー校から4名、大学院生49名、博士過程終了者23名である。また、材料科学、特にポリマーに焦点をあてた教育のプログラムを、学生及び一般を対象に実施している。
 
図11: スタンフォード大学のナノテク研究の組織図


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