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欧州における高速船搭載機器に関する動向調査

 事業名 造船関連海外情報収集及び海外業務協力
 団体名 日本舶用工業会  


5.2 Lineas Fred. Olsen社
(企業概要)
 モロッコ沖の大西洋に浮かぶスペイン領カナリア諸島で現在5隻の高速船HSCを運航するLineas Fred. Olsen社は、カナリア諸島で農業、ホテル経営等のビジネスを営むノルウェー人のフレッド・オルセン氏が1974年に「Ferry Gomera, S.A.」として創設した地域フェリー運航会社である。
 設立当初の乗客数は年間25,000人であったが、25年間で計1,500万人以上の乗客を運ぶ船社に成長した。現在では、カナリア諸島主要7島のうち、中西部5島を結ぶ5航路を、年間270万人、乗用車40万台、トラック15万台以上が利用している。主要航路のテネリフェ島ロス・クリスチャノス=ラ・ゴメラ島サン・セバスチャン航路だけで年間120万人が利用している。
 カナリア諸島は温暖な気候のため、年間を通じて北ヨーロッパからの観光客が多く、乗客の約80%は観光客である。ロス・クリスチャノス港は、規模は小さいが、スペインでも有数の利用客の多い港である。
 同社の特徴は、他に例を見ない最新鋭の高速船のみを運航していることである。1999年に景初の高速カタマラン型貨客フェリーを導入して以来、5隻の船隊を全て新造高速船に切替え、現在INCAT社建造の姉妹船カタマラン3隻「Bonanza Express」(1999年)、「Bencomo Express」(1999年)、「Bentago Express」(2000年)、及び「Bocayna Express」(Austal、2003年)、そして世界初のトリマラン「Benchijigua Express」(Austal、2005年)を運航している。
 
カナリア諸島地図
出典:カナリア諸島観光局 7
7 http://www.canaries-live.com/UK/canaries-map.html
 
5.2.1 「Bonanza Express」(ボナンザ・エクスプレス)
 
 
Lineas Fred. Olsen「Bonanza Express」の要目概要
出典::DNV、Lineas Fred. Olsen
 
 「Bonanza Express」のキャプテンとチーフ・エンジニアの本船に関するコメント概要は以下の通り。
 
(全般)
●本船はFred. Olsen社が最初に導入したINCAT建造のカタマラン型高速貨客フェリーである。
●本船のエンジン仕様は英国Condor Ferries社「Condor Vitesse」、「Condor Express」(上記参照)とほぼ同様であるが、シリーズ姉妹船ではない。
●本シリーズ船以降のINCAT製カタマランの特徴は、ブリッジ形状が丸型で、ブリッジ・ウィングがないことである。
●本船を含む当杜のINCAT製カタマラン姉妹船3隻は長期リースである。3隻の仕様は同様であるが、車両レーンの構造が多少異なる。
●船体はアルミ製で、車両デッキの柱のみが鋼製。


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